物言う株主(アクティビスト)は株式市場で今や最も注視される存在だ。株式取得が判明すれば、当該企業の株価に少なからず影響を与える。株主提案権を行使し、経営陣に揺さぶりをかけることもしばしばだ。直近8月の主な動きを振り返る。
8月初めの東京株式市場は大暴落に見舞われた。週明け5日の日経平均終値は4451円安の3万1458円と、過去最大の下げ幅を記録した。前営業日の2日も2216円下げており、パニック売りの様相を呈した。
こうした中、アクティビストはどう立ち回ったのか...
7月27日、「物言わぬ株主」と揶揄(やゆ)されてきた日本の大手資産運用会社が、株主総会で投資先企業の取締役選任案に反対する事案が相次いでいる。