アマダがM&Aにアクセルを踏み込んでいる。今年に入って2件の大型買収を矢継ぎ早に手がけ、合計で700億円近くを投じる運びだ。買収対象はいずれも国内企業で、一つはプレス機事業の拡充、もう一つは半導体関連装置分野への進出を目的とする。板金加工機でトップに立つ同社だが、折から「トランプ関税」に世界経済が翻弄される中、事業基盤の深掘りと幅出しに余念がない。
アマダは4月17日、半導体基板向け加工機メーカーのビアメカニクス(神奈川県厚木市)を買収すると発表した...
時計と工作機械を主力事業とするシチズン時計は、20年近く前に傘下に収めたミヤノ(現シチズンマシナリー)が製造するミヤノブランドの中・大型工作機械で、グローバル販売戦略を推進する。
モーター大手のニデックが、新たなM&A戦略を打ち出した。これまでは業績の振るわない企業を中心に子会社化してきたが、適切な経営状態にある企業と一緒になることで、さらなる企業価値の創造を目指すとの方針に切り替えたのだ。
ノジマがM&Aで攻勢をかけている。同社は2025年1月に、ソニーを源流とする国産パソコンメーカーのVAIOを傘下に収める。これに先立つ、2023年にはマレーシアのTMTと、コネクシオをで傘下に収めている。
歯科製品の通販事業などを展開する歯愛メディカルが、婦人服を中心とした通販会社であるニッセンホールディングスを傘下に収めたことで、ステージが大きく変わろうとしている。両社の商品を相互に取り扱うことでシナジーを創出しようという作戦だ。