準大手ゼネコンのインフロニア・ホールディングス<5076>は、同じくゼネコン準大手の三井住友建設<1821>をTOB(株式公開買い付け)で子会社化する。
2025年7月上旬に公開買付けを開始し、2026年1月ごろに三井住友建設をグループ内に取り込む予定だ。
実現すれば両社合わせた売上高が1兆円を超え、規模面で竹中工務店などの大手ゼネコンに近づく。インフロニアは経営統合によって何を目指すのだろうか...
親子上場の解消を目的とするTOB(株式公開買い付け)が勢いを増している。前年は年間11件だったが、今年は5月半ば時点で8件を数え、過去10年で最多ペースで推移中。各社の背中を押すのがコーポレートガバナンス(企業統治)強化や市場改革の流れだ。
紀伊国屋書店は、京王電鉄傘下で「啓文堂書店」を20店舗展開する京王書籍販売(東京都多摩市)を買収することになった。書店の買収は昨年12月末、旭屋書店の運営会社を子会社化したのに続く。深刻な出版不況が続く中、矢継ぎ早のM&Aの狙いどこに?
「米国第一」を掲げるトランプ米大統領の高関税政策が世界経済を翻弄している。活況が続く日本企業のM&A動向に冷や水を浴びせることになるのか。トランプ第1次政権時(2017~2021年)を振り返りつつ、今後を展望する。
新たな企業争奪戦が持ち上がった。センサーメーカーの芝浦電子に対して同意なき買収を提案中の台湾電子部品大手のYAGEO(国巨)に対抗する形で、精密部品大手のミネベアミツミがホワイトナイト(白馬の騎士)として名乗りを上げた。