米プライベート・エクイティ(PE)のベインキャピタルが、2017年に約1517億円で買収した日本の広告代理店4位のADKホールディングス(旧・アサツー ディ・ケイ)を約750億円で、韓国Kraftonに売却した。買収額の半額での売却だけに、「失敗」にも映る。実態はどうなのか?
今回の売却額である約750億円は単純な「現金回収額」ではない。ベインキャピタルは全額自己資金でADKを買収したわけではなく、買収資金を金融機関から借り入れるLBO(レバレッジド・バイアウト)だったからだ...
スウェーデンのプライベートエクイティ(PE)ファンド大手EQTは26日、パイオニアを11億ドル(約1636億円)で台湾を拠点とするディスプレイメーカー・インノーラックス(群創光電股分有限公司)の子会社カーユーエックスに売却すると発表した。
不動産中堅のヒューリックは、2027年12月期までにM&Aに1000億円を投じる。2024年に子会社化を発表したリソー教育、レーサムに続く、シナジーが見込まれるM&Aを実施し、収益力を強化するのが狙いだ。
NTTドコモが“銀行空白”状態をついに解消する。ネット専業の住信SBIネット銀行を買収することになったためだ。取得金額は約4200億円で、ドコモとして最大のM&Aとなる。携帯大手4社で唯一、傘下に銀行を持っていなかった同社にとって、「ドコモ経済圏」拡大に向けて悲願の銀行参入を果たす。
出版やアニメ、ゲームなどを手がけるKADOKAWAは、イタリアのマンガやライトノベル(若年層向けの娯楽小説)を刊行する出版社エディツィオーニ(ミラノ)を子会社化する。